caguirofie

哲学いろいろ

▼ (マルコによる福音書 / 16章) 〜〜〜〜〜〜
5: 墓の中に入ると、白い長い衣を着た若者が右手に座っているのが見えたので、婦人たちはひどく驚いた。

6:若者は言った。
  「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられた
  ナザレのイエスを捜しているが、あの方は復活なさって、
  ここにはおられない。
   御覧なさい。お納めした場所である。
7: さあ、行って、弟子たちとペトロに告げなさい。
  『あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。
   かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる』と。」

8:婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。
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 では フランス語では どのように使われているか。
 ▼ ( Tresor という辞書: jaloux ) 〜〜〜〜
http://www.cnrtl.fr/definition/jaloux
B/1/b: Dieu jaloux.((ねたむ神)
   Dieu qui veut être aimé et servi sans partage〔ひとに愛されることを欲し その愛がほかの何ものかへの愛と分かち合っている(つまり人びとの愛が分裂している)ことを嫌う神〕
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 ☆ いくつか定義がなされていますが この《ねたむ神》に用いられているという例が 分かりやすいと思いました。独占欲のニュアンスでしょうか。

 ▼ (同上: envie ) 〜〜〜〜〜〜
 Besoin(必要・欲求・要求)
  désir plus ou moins violent.(多少とも激しい欲望)
 1. Avoir envie de boire, de dormir, de manger(飲む・眠る・食べる欲求).
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 ☆ けっきょく生理的欲求ですね。むろん物理的・精神的な欲求をも意味するようですが これが分かりやすいのではないでしょうか。