エックハルト
閑老人のつぶやき 本について3
http://www1.vecceed.ne.jp/~te1518/hon3.htm
1 上田閑照『エックハルト 異端と正統の間で』
神との合一だとか一たん神を去るとか そういったことは 概念操作である。と考えます。
合一だと思っていなくても 神は手を差し伸べているかも分かりませんし 神を去ったと人間が思ったからと言って 神が遠ざかったとか近づいたとか言うのは ただのうわべのことだと見ます。
にんげんは 自由意志をあたえられたその意味での主体ですが それを成り立たせる根拠は 神であり 神はじつは 無根拠です。人間から見れば 無根拠です。
非思考の庭であそびをしているのかも知れません。つまり いい意味でもそうであるかも知れないとともに あまりいい意味だとは思われない観念のあそびであるかも知れません。