あそび または 生きること
(α) 《関係》という視点の重要性
(β) 《非思考》としてのタテの関係が想定されるからこそ ヨコの関係のすべてが 人間にとって意味を持つということ。
(γ) タテの関係というのは 個人の――相対性の中にも――独立性を想定している。それは 自由意志の問題である。
(δ) 世界はヨコの関係のみであるという完全な相対主義であればこの世は 詐欺師と殺し屋の世界である。騙しとドンパチの世界選手権が争われる中で 飲めや歌えやでおしまいである。
(ε) 《あそび》は ここに位置している。言ってみれば 《生きる》ことの別名である。
(ζ) あそびと仕事 あそびと生活というふうに分かれるのではない。子供と大人 童心とおとなというふうに分かれるのではない。子どもも大人も 人間である。