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哲学いろいろ

NHK 世界ふれあい街歩き:リューベック 

〜ドイツ〜

−川に囲まれた中世の街、リューベック

北ドイツの街リューベックバルト海へと流れるトラヴェ川の中州に作られた、南北2キロ、東西1キロの小さな街を、ぐるっと一周歩いてみました。

まずはトラヴェ川に架かる橋を渡って旧市街へ。早朝の川では、小舟に乗って漁をする人に出会いました。街の中へ入ると、石畳の道が古い町並みを抜けて街の中心の広場へと続いていました。広場に建つリューベックの市庁舎は、かつて貿易で栄えたこの街の歴史を偲ばせる立派な建物。

広場からさらに街の奥へと入っていくと、子供たちが、「ガング」という名の小さなトンネルに案内してくれました。「ガング」って何だろう。とにかく入ってみることに。狭くて暗いトンネルを抜けると、家々が建ち並ぶ路地と中庭、そして、そこに住む人たちの気配が・・。

「ガング」は入り組んでいて、迷いながら歩いていくと、別の通りに出てしまいました。
不思議なトンネルの奥に広がる世界に誘われて、ガングを渡り歩いてみることに。

ガング巡りの途中で出会ったのは、スペインの海賊が住んだ部屋で暮らす親子、800年前の建物にアトリエを持つアーティスト、花や緑に囲まれて暮らすおばあちゃんたち。

街の歴史を大切にするリューベックの人たちの穏やかな日々の暮らしがありました。

街の人々が大切にしている大聖堂に通じる道を歩き、またガングを抜け、再びトラヴェ川へ。川岸に並ぶ船は、街を案内する遊覧船でした。仲むつまじい船長夫婦は、たくさんの人を乗せて、夕暮れのリューベックの街を出航。川面には町並みが美しく映し出されていました。