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哲学いろいろ

NHK 世界ふれあい街歩き:香港・九龍

〜中国〜

−狭い道にたくましさあり−

今回は香港・九龍半島を南北に貫くメインストリート、彌敦道(ネイザンロード)を、横道に寄り道しながら、北へ北へと歩きました。ネイザンロードの入り口にそびえ立つのは数々の映画の舞台にもなった巨大ビル、重慶大厦(チョンキンマンション)。ビルの中なのに狭い通路が迷路のようになっていて店がぎっしり。でも香港の「狭さ」はこんなものではありません。あらゆる横道では露店が道にはみ出し、車も人も通るのに一苦労。でも何十年も続く床屋があったり、小学生が宿題をする場所があったり、狭い場所をみんなでシェアする香港人ならではのルールや知恵もあって。

日が暮れてネオンが灯り始めると、昼とはまた一味違った、夜の顔がありました。街が静かになるのは深夜2時過ぎ。狭い土地でせっせと商売する香港人のたくましさを感じた街歩きでした。