わたしが受けたいじめ(3)
死ねと言われたことは 二度ある。
経営者寄りの実務論しか議論されていない修士課程に よそから入って その経営学のゼミの指導助教授に対して 理論を迫った。また かれは 経営者報酬論を専攻していたが わたしは 付加価値分配論であったから 労使どちらに分配が多くいくかで 真っ向から対立してしまっていた。
かれは 目に見えてではないが 家では ノイローゼになったらしい。そのことを 学部からの学生らは 指摘して おまえ(=わたし)が悪いと言う。特に何も気にかけなかったところ ある日 とつぜん おまえは死ねと 一人が言った。
ある団体にいたころ 講師の解釈がまちがっているとわたしは指摘した。日頃から わたしは 規律正しく振る舞っていたところ とうとう 周りの者は 気持ち悪いという表情を示し始めた。そこへ 一人が割って入って あいつ(=わたし)は長生きしないからうんぬんと言って みんなを慰めた。