caguirofie

哲学いろいろ

natural

青い柿の呼吸は 
小枝を伝わらず
幹は 風と戯れもせず


明日に流される年輪が

倦怠の幅のあいだを
けだるそうに
3歩進んで2歩戻る
いや 2歩進んで2歩戻る


樹の顔は 形を変えることなく
体温は33度


根毛は泥沼のなかを
愛撫もせず殴りもせず


気孔は塞がり
酸素も吐かずまさぐりもせず



それでも
こんな青い柿の呼吸をも
樹の耳は聴いている
のんびりと
とてもおだやかな顔をして



*よく分からない返し

  • ううーん。自分のことながら反応がうすいと言いますか。《青い柿》。柿が青いのですね。これが 印象にのこりますね。
  • 柿の呼吸は 樹の呼吸とは別なのですか。柿の実の呼吸ですか。
  • 《呼吸》と《倦怠》と《おだやかな顔をして》とのあいだが もうひとつわかりにくいように思います。
  • すみません。まだ焦点をむすびません。
  • でも《年輪》は すすんでいるのですね。前へ進まなくともうごいている。あぁ それが《呼吸》なのかなぁ。
  • あぁ これですか。いま気がついた。

現代を知らぬ現代

熟爛の風が 葉脈を伝って
樫の幹が 踊っている


〈明日〉を跳ぶ年輪が
倦怠の幅のあいだを
ホップ108 ステップ216・・・


樹の顔が ゆがみ
汗を出す
根毛が 地冥の中を
愛撫している


生長点から 葉群れが揺れて
気孔が まさぐっている
虚空を
葉片の生理を
樫の眼が みつめている

削除のペースが早いですね。
まだ拝見していないものまで
消えていて残念です。


「死にたいうんぬん」の話は、
(ご返信ありがとうございます)
次はいつになるか分かりません。
諸事情・諸言い訳、ということで
ご寛恕くださいませ。