caguirofie

哲学いろいろ

同形の世界を降下する

たぶんそこは
何も泳いでいないだろう
そこを知るというあんこうのほかは
の深い森を
終わり無く降下する
存在は
お花畑を見たように思っている



大木の地滑りがのぞかせる隙間に
かれはたしかにつかれている


ある尖棒によって
そして降下する


耳を貸せよと言っているのだろうか


海に浮かぶ森が
揺れて靡いて


同じかたちをした時間の梢が
たゆたうように歌うように
反響する 耳を閉じてみろよと


――おおおおおおおおお〜〜い!
――おおおおおおおおお〜〜い!!