caguirofie

哲学いろいろ

#16

もくじ:2010-09-17 - caguirofie100917
2010-10-12 - caguirofie101012よりのつづき)


 大岡の理論にかんしては 初めから述べきたった (A)ないし(B)の両義性およびその多義の構造への視点とともに このような治外法権の領土があるように思われる。これをわれわれは認めないものである。また このような事情であることによって 飛躍したわれわれの結論の提示を為したのである。わたしは 《万葉集の見方》一点にかんして 大岡の理論は まちがいであると明かそうとした。


 なお繰り返し述べるならば 《万葉集》ないし万葉歌人たちは われわれとのあいだにも 両義性の岐点が成立すると思われ 次にここからの取捨選択が しかし 必ずしも二者択一のそれではない両義性の情況 情況として両義性 これが 現代の地点に立って全体として形作られ われわれはこれと対面するというものであるはずだ。
  (つづく→2010-10-14 - caguirofie101014)