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哲学いろいろ

Augustinus

 実際 罪が増したところに 恩恵もいや優って増したからである。
 それは 禁じられた木〔の実〕を味わって罰を受けた人たちをキリストの十字架がさらに惜しみない恩恵によって義とするためである。
(ナジアンソスのグレゴリウス:クリスマス説教 Oratio in Natalem Christi 38・4)

アウグスティヌス:ユリアヌス駁論 1・5〔16〕 金子晴勇訳) 

 かの全能者は 最初の人からであれ その後に加えられたわたしたちの意志からであれ わたしたちに起こっている悪をその満ちあふれる恩恵によって滅ぼしている。
( ibid. )