caguirofie

哲学いろいろ

augustinus:糧

  私の見た・・・光は 油が水の上にあり 天が地の上にあるような仕方で私の精神の上にあったのではなく 私を造ったがゆえに私の上にあり造られたがゆえに私はその下にあったのです。真理を知る者はこの光を知り この光を知る者は永遠を知る。それを知る者は愛です。
   おお 永遠の真理 真理なる愛 愛なる永遠よ! あなたこそはわが生命 あなたを求めて私は日夜あえぐ。はじめてあなたを知ったとき あなたは私を引きよせて 見るべきものがある だがそれを見うるだけの者にまだ私はなっていない ということをお示しになりました。そしてはげしい光線をあてて弱い私の視力をつきはなされたので 私は愛と恐れにわななきました。そしてあなたからはるかにへだたり 似ても似つかぬ境地にいる自分に気づきました。
   そのときはるかに高いところから

   私はおとなの食物だ。
   成長して私を食べられるようになれ。
   食べると言っても 肉体の食物のように
   おまえが私を自分のからだに変えるのではない。
   逆に おまえが私に変わるのだ。

というみ声を聞いたように思いました。
アウグスティヌス:告白 7・10 山田晶訳)