柄谷行人:《世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)》だそうだ!?
- 作者: 柄谷行人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 新書
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《現代世界が抱える諸問題について 自らの思考の骨子をまとめ・・・マルクスやプルードンの議論から カントが唱えたいわば国連の発展形態《世界共和国》へ向けた道を説く》という。
カントの構想は単なる平和論ではなく 世界共和国にいたる世界史の哲学であり 資本=ネーション=国家を揚棄する構想として見るべきです。
現在の国連にはさまざまな批判がある。だが 国連を強化し再編成していく方向にしか将来の望みはない。それは 諸国家の主権を制限する《上からの運動》であり 環境保護や反戦など 各国におけるさまざまな《下からの運動》と相まって力を持つ。・・・
(毎日新聞2006・06・21夕刊7面・鈴木英生)
どうなんだろう。