caguirofie

哲学いろいろ

#26

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416

第九章c 男の女に対する関係の問題

精神主義を 必要以上に批判したかも知れない。しかも精神主義のごとき文章を持ち出して。
ただ 今度は逆に 精神の擁護をなす番だとも考える。
精神は 精神も 時間的・偶有的・可変的・有限であることが まづ大前提である。しかしながら 神の国が地上の国と混同していて 決してそれらは互いに分け隔てられているのではないとき――したがって逆に そこでは むしろ敵対関係が生じているとも言わなければならないが―― 身体と精神に この愛の王国が宿ると見られなければならない そしてこれを把握するのは やはり精神の力によっている。

続きを読む