caguirofie

哲学いろいろ

#6

――源氏物語に寄せて または 観念の資本について――
もくじ→2006-07-08 - caguirofie060708

序・補 対関係としての光源氏類型 (6)

――市民社会学の基軸概念として――
《歌をうたう》という表現・行為の一形式は  古事記全体のあの最初のうたにも認められるように きわめて素朴な自己表出だと考えられる。やはりスサノヲの物語りであるが クシナダヒメとの関係において歌われた。

八雲立つ 出雲八重垣
妻籠みに 八重垣つくる
その八重垣を


Demandez la paix pour Jérusalem !
Que soient tranquilles ceux qui t'aiment.(Psaume 122:6)

《ウタ(歌)は・・・自分の気持ちをまっすぐに表現する意(大野晋)》という視点において捉えられる。

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