caguirofie

哲学いろいろ

#12

――ポール・ヴァレリの方法への序説――
もくじ→2006-07-07 - caguirofie060707

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さて 江藤淳および吉本隆明によって ぼくたちの《時間》をながめてみるところに来た。
すなわち 言葉の世界における衣替えによる時間と やはり 時間そのものの衣替えによる時間との二つの座標・方向である。
まずその前に この章でもあらためて ぼくたちの問題の中心点であったところのものを ふたたび平田の文章によって確認しておくことは無駄ではないと考える。

マルクスは 意識関係行為としての所有すなわち所有権を論ずる。

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