caguirofie

哲学いろいろ

#10

――ポール・ヴァレリの方法への序説――
もくじ→2006-07-07 - caguirofie060707

ζ‐2

平田清明は 先にあげた水田と同じく 第四の意識と明確に 縁組みの成立を見て 対峙する地点にある。すなわち 認識・客観分析と 批判・主体的意欲との統合を見ることによって そもそも《時間》が衣替えされるという方向にある。
ただそこで もし強いて水田との相違をあげるとすれば 平田のばあいは 第四の意識と同等な位置に ぼくたちの情感の共同性をおいて――その点はぼくたちの認識と同じである――出発をなすという色彩を持つ点である。両者(水田および平田)とも 繰り返して述べれば マルクスにおいて 社会思想的実存と社会科学的認識との統一を見る方向にあるが 一方で水田が いわゆる神話といった幻想領域を脱ぎ捨てて進む《時間》的色彩を持つのに対して 他方で平田は そのような情感の共同性を合わせ持つ・少なくとも無視できないとするという色彩を――少なくとも日本において・段階的には――棄てない。

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放火殺人で19歳長女逮捕 「家族に不満」供述

千葉県佐倉市で2日、無職の男性(52)方が全焼し、焼け跡から男性の遺体が見つかった火災で、佐倉署は3日、放火と殺人の疑いで男性の長女(19)を逮捕した。
長女は「家族に対し不満があった」と供述、容疑を認めており、同署で詳しい動機を調べている。
調べでは、長女は2日午前4時ごろ、玄関付近に火を付け、焼死させた疑い。
男性は妻と二男の3人暮らし。妻と1階で寝ていた男性は火災に気付き、雨戸を開けて妻を逃がした後、再び家の中に戻ったという。二男も逃げて無事だった。
長女は3月から千葉県市川市内のアパートで別居していたといい、同署で事情を聴いていた。
[ 共同通信 2006年7月3日18時1分 ]