caguirofie

哲学いろいろ

#7

――ポール・ヴァレリの方法への序説――
もくじ→2006-07-07 - caguirofie060707

ε

前章の最後で ぼくたちは依然 同じ問題点のもとにあると言った。このとき 問題点というのは もちろん まず初めの認識においての いわゆる階級対立の意識であったし そしてより精確には 階級対立を孕んだ資本主義という社会じたいの客観的な分析という第四の意識 この第四の意識と ぼくたちの実存的な意識とのあいだの縁組みが 成り立つかどうかであった。

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