文献資料その他
もくじ→2005-06-20 - caguirofie050620
関連サイト→世間の常無きことは知るらむを心尽くすな大夫にして - 久遠の絆ファンサイト はてな050727下記の書物の紹介・その他同サイトの関連記事
- 作者: 上田正昭,鎌田純一
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
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- 《先代旧辞本紀》本文は読み終えていない。
- 降臨伝承に二つある。神武カムヤマトイハレビコの祖のニニギノミコトの天孫(または皇孫)降臨のほかに・そしてそれより以前に ニギハヤヒのミコトが河内の国河上の哮峰(たけるのみね)に降臨するという。
- 物部氏であり 布留の石上神宮→大神(おほみわ)神社=オホモノヌシ=三輪イリ日子→オホクニヌシ・スサノヲ・・・とつながる。いわば国譲りする側である。
- わたしの場合 仮りの想定として 神武イハレ毘古の側を 呉の倭人の系譜ではないかと捉え 決して興味本位ではないけれど 物部ニギハヤヒの側は 越の倭人のそれではないかと想像してみた。→2005-07-18 - caguirofie050718
- 両者とも この日本に同化したのであるが 大陸の地でその社会的地位の高かったことに誇りを持っていた。それが災いしたものか。
- この書物に関するかぎり 物部氏もしくはこの《旧辞本紀》の著者は 完全には クニユヅリをしていないように感じられる。
- その一番の問題は イリ日子歴史知性とその先取りした形態としてのワケ・タラシ日子知性とが この世で ウタの現実として 互いに入り組み錯綜するという事態を まだ飲み込んでいないようであることにある。別の言い方をすれば イリ日子入リ日女が その歴史知性の同一に留まりつつも そのむしろ誇るべき弱さのゆえに 墜落したということの自覚の有無にあるのではないだろうか。みづからも 禁断の木の実を食べたか その食べることに同意したかである歴史を 踏まえて ものを言っていないように思われる。
- 印象としては 軍事および神事に詳しい自らの血筋とその栄光に誇りを持ちすぎている。そして 三種の神器なり十種の神宝なり この世の鏡としての模像にこだわりすぎていると見受けられる。(著者らの語り口のゆえか。)目に見えない生命の木としてのオホモノヌシもしくはヒトコトヌシの意義が なくなってしまわないか。
- 《天禅日天狭霧国禅日国狭霧尊(あめゆづるひあめのさぎりくにゆづるひくにのさぎりのみこと)》とは なにものなるや。→天譲日天狭霧国禅月国狭霧尊:卯の花を腐す長雨の始水に寄る木糞なす寄らむ子もがも - 久遠の絆ファンサイト はてな
城島明彦(作家)の『ちょっとあぶない雑記帳』
もくじ→2004-12-29 - caguirofie041229
- :わが批評→2005-07-14 - caguirofie050714
- 著者自評↓
義経(1) 『怪し不思議の物語・番外編』
表紙は黒と赤と金。黒地に「裏・義経本」という題名がタテに赤の筆文字で書かれ、本にかけられた帯は金色。
何とも強烈で、目立つ配色だ。
一見、〝あぶない本〟(いわゆるアダルト本)のような感じがするが、中身は真面目。
義経本はたくさん出版されているが、これほど奇抜な表紙はこれまでにない。
内容もそれにふさわしく異色だ。(実際の表紙を見てみたい方は、 主婦の友社のホームページでどうぞ)
兜(かぶと)をかぶった裸の義経が左手に持った扇で股間を隠している。右手はというと、次のことが書かれた帯を持っている。
義経伝説の新見解
●プッツンして知人宅に放火
●実はブサイクな容貌
●建礼門院にまで手を出した!?
●壇ノ浦で三種の神器を失う大失態
これらのコピーからわかるように、この本は〝義経に関する怪し不思議な話〟を書いた本なのである。