caguirofie

哲学いろいろ

掌編小説(1600字)《カラス》を読んで あてはまる事項を自由にいくつかチェックしてください。→http://ohkowa-omosiro.cocolog-nifty.com/kotyabannba/2005/02/post_8.html
天罰だ。 149
必ずしも天罰ではない。 47
罰があたって 面白い。 17
罰があたった形ゆえ 詰まらない。 32
悪人とはいえ 主人公に同情する余地あり。 21
いづれは報いを受けようが もっとしたたかに生きて欲しかった。 27
主人公のような人が多くなって 困ったものだ。 30
何と言っても 大犯罪じたいが問題だ。 99

このアンケート結果をどうよむか。

  • 今回は 因果応報の問題には あまり関心はなかった。
  • 選択肢のうち 《必ずしも天罰ではない / 罰があたった形ゆえ 詰まらない / 悪人とはいえ 主人公に同情する余地がある / いづれは報いを受けようが もっとしたたかに生きて欲しかった》にどのくらい共感があるかが 焦点となるのではないか。この少数派グループとその他のグループとの割合が うまく釣り合っているのが いいのではないか。
  • 87/422=20.6%が 少数派グループとして 広くとらえた悪の側に対して 何らかのこころを寄せているということになる。
  • 大雑把に言って 道徳派が 五分の四ということである。この割合での均衡は 悪くないのではないだろうか。安定がよい。(二割の悪は 虚構の世界での想像の問題であるから 健全なのではないか。)文章がこれを導いたことも 成功ではないだろうか。