caguirofie

哲学いろいろ

               ――シンライカンケイ論――

もくじ→2005-04-07 - caguirofie050407

第二部 シンライカンケイについて        ――風の理論――

2005-04-17 - caguirofie050417よりのつづきです。)

第四十章 諸原則をめぐる普遍的原理について

(M) 日本が提出していた《核廃絶》をうたった核軍縮決議案が 十八日の国連総会第一委員会(軍縮・安全保障)で採決され 賛成百四十 棄権八で採択された。国連総会でも 正式に採択される。国連外交筋によれば 軍縮の分野で日本が単独で決議案を国連総会に提出したのは初めて。総会決議は拘束力を持つものではないが 《核廃絶》を掲げる決議の採択は 国連史上初めてという。
朝日新聞1994・11・19夕刊)

国連安保理常任理事国入りをめざすためその狙いがあったということのようでもあるが これは 意思表示の問題であると思う。信頼関係へ向けての明らかな意思表示であった。この背景や決議の内容について詳しいことは追わないが この事態の報道のみ ここに差し挟んでおこう。
このような平和原則が 日本の唯一提示しうる普遍的原理だという時のその原理について つづいて考える番である。
ここでは 一般に《表現の問題》において 位置づけ それによって 社会的に過程される話し合いや交通にかんする整理をなすことができればと考えている。その基礎 その前提となる事柄をとらえようと思う。

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