caguirofie

哲学いろいろ

cf.2005-02-06 - caguirofie050206(もくじ)2005-03-08 - caguirofie050308

ファースト・キスの物語

リルケの詩?批評?

それは 夏だった。八月だった。しばらく振りの電話での応対*1があった。
どちらから掛けたか いまは さだかではない。リルケの詩についての小さな評論があるという。面白いという。わたしは リルケが好きでなかった。適当に受け応えていた。この適当さというのは ポーラとのあいだで わたしにとって 初めてである。コピーして送るということになった。
現代詩手帖》なる雑誌に掲載された小論で ドイツ人の研究者がフランス語で書いたものを日本語に翻訳してあった。この訳者は わたしの大学時代の恩師だよと 次の電話で ポーラに言ってやった。そこらあたりで 話が続かなくなった。中味については わたしは何もまだしゃべっていないのだが ポーラはもう自論を引っ込めにかかった。

*1:互いの間に新幹線を利用して二時間弱かかる距離あり。

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