caguirofie

哲学いろいろ

文体−第七章 デーモン関係とは

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217
2004-12-23 - caguirofie041223よりのつづきです。)

第七章 文体に対するデーモン関係

文体のこうむるデーモン関係

人は 文体行為において 生活者として先行して 後行領域では 科学者であったり 知識人であったり 生活激励者であったりすると同時に また 生活者でありつづける。後行領域を なぜか 自らの生活・自らの存在ととらえ 先行させるとき その場合の科学者や知識人や生活激励者やは ふつうの生活者とのあいだに それぞれの形のデーモン関係を あたかも結ぶ。デーモン関係に影響を受けると 文体が傾き堕ちる。また先行・後行とが 逆立ちする文体行為となる。
広く薄くとらえて いわゆる柵(しがらみ)といえる。一般に 文体行為が逆立ちするとなれば そのデーモン関係は 負の作用が支配的だと思われる。一種の背景(遠因)としては くせ・ならわし・習慣・慣習のたぐいが 作用しており さらには惰性の要素が色濃くなれば やはり 負の要素が作用すると捉えられる。

続きを読む