caguirofie

哲学いろいろ

歴史――日本人の――

#30

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第十一章a 縄文人知性 / 魔女の問題 わたしたちは 歴史的な(経験的な)歴史の淵源を スサノヲ〔とアマテラスとの関係〕の歴史に見てとり われわれの時代すなわち国家の時代のやはり淵源としての構造的な情況を 大伴家…

#29

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第十章c 旅立ち 天平勝宝二年三月二日 家持は次のように《暁(あかとき)に鳴く雉(きぎし)を聞く歌二首》を詠んだ。 杉の野にさ躍(をど)る雉 いちしろく哭(ね)にしも泣かむ隠妻(こもりづま)かも 椙野尓 左乎騰…

#28

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第十章b 旅立ち 《天平勝宝二(750)年三月一日の暮(ゆふべ)に 春の苑の桃李(ももすもも)の花を眺矚(なが)めて》 大伴宿禰家持は こう詠んだ。 春の苑 紅(くれなゐ)にほふ 桃の花 した照る道に出で立つ少女…

#27

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第十章a 旅立ち 《§1:神の国について》が 大前提であり 《§2・3:スサノヲおよびオホクニヌシのミコトの物語》は 序論であり 大前提にかんするその基本史ないし《回転》の方程式です。 《§6・7:歴史を隠れたと…

#26

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第九章c 男の女に対する関係の問題 精神主義を 必要以上に批判したかも知れない。しかも精神主義のごとき文章を持ち出して。 ただ 今度は逆に 精神の擁護をなす番だとも考える。 精神は 精神も 時間的・偶有的・可変的…

#25

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第九章b 男の女に対する関係の問題 ここで読者の方がたは わたしが 神学の議論に脱線するのをおゆるしください。もっとも のっけからこの議論はしてきたのですが。 つまり わたしが あまりにもポルノ小説まがいのもの…

#24

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第九章a 男の女に対する関係の問題 スサノヲという一個の存在とその一生涯に 《歴史》が生起したのである。 呪術的な自給自足生活から交換経済へ入って 交換関係社会のなかで《歴史》的な自給自足主体となった。この愛…

#23

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第八章c 国家の問題 さらに現代へ向けて 我等ハ嘗テ或ル所ニテ日本神話ノ変遷ヲ講ジタルコトアリ。今其ノ大意ヲ記サンニ――と山路愛山は書いている。 つまり 呪術宗教体系の克服とその残存さらにその統治の問題としてで…

#22

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第八章b 国家の問題 これまでのまとめ 原史 自給自足生活 / 自然採集社会 歴史 交換経済 / 農耕・牧畜・産業社会 (1)無自覚的な自給自足主体からの解放〔かつその呪術生活の残存〕 ――国家の形成へ―― (2)交換主体…

#21

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第八章a 国家の問題 人間の生については 前史と後史との歴史過程を――それは 革命ともいうべき回転の過程を――想定しました。 人類の歴史については 社会的に 狩猟・採集・漁労の経済による自給自足生活から 農耕の開始…

#20

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第七章b さらに歴史を隠れたところで点検しこれを明るみに出す――聖徳太子のこと―― 次のうたの評価をなそうとしている。 上宮の聖徳太子(しゃうとこのみこ) 竹原井(たかはらのゐ)に出遊(いでま)しし時 龍田山の死…

#19

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第七章a さらに歴史を隠れたところで点検しこれを明るみに出す――聖徳太子のこと―― いま NHKテレビの朝の連続ドラマ《おしん》が好評をもって迎えられている。主人公は山形の人であるのだが きょう(一九八三年五月二十…

#18

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第六章c 歴史を隠れたところで点検し明るみに出す――キリシタンのこと―― ザビエルと山口の庶民との問答。―― 一ないし四(省略) 五 彼らは 善人の霊魂は肉体を離れると デウスを見るかどうか。 愛は この世にあっては見…

#17

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第六章b 歴史を隠れたところで点検し明るみに出す――キリシタンのこと―― これには 歴史(とうぜん 自己の前史から始めて)をその隠れたところで点検し これを明るみに出すことが必要である。その自己の回転の基軸となっ…

#16

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第六章a 歴史を隠れたところで点検し明るみに出す――キリシタンのこと―― 一九八三年五月二十五日の新聞には 《あなたが変わる人間情報誌》と銘打った《月刊 BIG tomorrow》七月号の広告が載っています。いくつかの見出…

#15

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第五章 歴史の明け方――イザナキ・イザナミ物語―― スサノヲのミコトに歴史が始まったということは 呪術世界からの解放であったし 必然の王国の第一の克服であったが それは 狩猟・採集・漁労の自給自足的な経済生活が解…

#14

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第四章c 歴史の明け方――やはりスサノヲ物語―― ランボーの原詩にもかれの史観を見よ。前史から後史への回転にかんする過程をかれが観想したものを見よ。

#13

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第四章b 歴史の明け方――やはりスサノヲ物語―― 日本人の新しい歴史が始まるというとき つまりこれまでの日本人の歴史を総点検するというとき したがって実際には 疑いを克服するというに際して この精神の王国への転入…

#12

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第四章a 歴史の明け方――やはりスサノヲ物語―― さて本論に入るわけですが われわれはただちに具体的な歴史の議論に及ぶのではなく スサノヲとアマテラスの神話〔とそこに窺われる歴史〕をさらに吟味し これまでの議論の…

#11

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第三章b オホクニヌシのミコトの物語 古事記など史書の伝えるところによれば アマテラスからの使者には いろんなタイプがあった――そして 初めは 必ずしも功を奏さず 使者が何度か何人かに分かれてやって来て 数年 十数…

#10

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第三章a オホクニヌシのミコトの物語 ここでは前章に触れたように オホクニヌシの迫害による死からの再生の過程については すでに取り上げません。かれオホクニヌシが そのように 前史から後史へ回転したのち――スサノ…

#9

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第二章b スサノヲのミコトの物語 このあと のちのちの歴史において 反体制運動が 広がったとか それが ともに前史から後史へ転換されたとかいうのではなく――そもそも スサノヲにとっては その方向・志向性において 別…

#8

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第二章a スサノヲのミコトの物語 スサノヲは アマテラスの世界から追放され イヅモのくにに来て スガの地に宮をきづいたのでした。 吾(あ)れ 此地(ここ)に来て 我(あ)が御心すがすがし。(古事記 (ワイド版 岩波…

#7

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第一章g 神の国について スサノヲのミコトにとって というほどに わたしたちにとって 神の国(真実の現実)は 上に述べたような前史と後史との入り組みあう世界とその動態において あるいはむしろその過程世界を鏡とし…

#6

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第一章f 神の国について * いまスサノヲらに初めて生起した神の国によって 過去へさかのぼり その国の歴史が 人間の歴史として つらなった。つらなって見られるようになった。しかも 神の国は そうして永遠であるけれ…

#5

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第一章e 神の国について それは・つまり過去は 単純にはまず いま自分たちに ものごころがついた時のこと。次にこの同じ自分が この世・この地上の必然の王国に生を享けた時のこと。さらに世代世代をさかのぼって遠く…

#4

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第一章d 神の国について スサノヲは 追放され この世から そして神からも 見放されたのですが ちょうどこの神から見捨てられたというそのこと自体によって 神はスサノヲを見捨てていなかったのです。スサノヲはこの世…

#3

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第一章c 神の国について アマテラスのお出ましを迎えた人たちは 権威者であるアマテラスに代わって ここでスサノヲの罪を裁きました。スサノヲをこのアマテラスの世界から追放したのです。かれらは 宗教(呪術の園)が…

#2

もくじ→2007-04-16 - caguirofie070416 第一章b 神の国について スサノヲは 第二に 姉のアマテラスオホミカミから この宗教の拒否――司祭としてであろうと一信徒としてであろうとその拒否――の姿勢を疑われた。おまえは おまえに任された死者の世界をまつりご…

#1

〜〜〜もくじ〜〜〜〜 はじめに――スサノヲとアマテラスの物語―― 第一章 神の国について a:本日 b:2007-04-17 - caguirofie070417 c:2007-04-18 - caguirofie070418 d:2007-04-19 - caguirofie070419 e:2007-04-20 - caguirofie070420 f:2007-04-21 - c…