caguirofie

哲学いろいろ

キリスト史観

#152

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》 第六節 高慢が八重垣を逸脱させる しかしわたしたちが このように言うのも ここでは また現代の時点では 国家という社会形態が 八重垣なるやしろの建設を阻…

#151

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》 第五節b アマアガリの時間からもたらされる快活な恐れ 《結婚》というA者概念および現代ではその法律となったA語が 九番目の垣根となってのように 顔蔽いと…

#150

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》 第五節a アマアガリの時間からもたらされる快活な恐れ アマアガリの時間をたしかに見出してのように 身体を離れず あの快活な恐れをも辞さず あるいはむし…

#149

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》 第四節 無感覚は健全さではない アマアガリの時間は 身体を離れてはありえない。しかも このことは正当にも 第一のスサノヲとクシナダヒメのスガの宮が 第…

#148

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》 第三節 結婚ということ このように考察してくるならば 史観にとって あるいは人間の歴史において 性としては女である人間 かのじょの存在とその役割が とり…

#147

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》 第二節b 欲情のない生殖としてのアマアガリの時間 ・・・アウグスティヌス自身は 次のように すでに引用した言葉にあったように《弁明》しつつ しかしその…

#146

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》 第二節a 欲情のない生殖としてのアマアガリの時間 《市民社会学原論》では 対(つい・男女両性)の関係として 愛欲の多角的な関係形式と唯一なる関係形式と…

#145

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》 第一節 《妻籠みに八重垣作る》 され スサノヲのミコトは まづ その父・イザナキのミコトによって課せられた《海原の統治》(第一部・§10)を いさぎよく…

#144

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第七節 《第三のスサノヲ》のくに 《八雲立つ出雲八重垣》の章の最終節は 以上に述べた点を概観しつつ 次の問題点をも取り上げるということになります。 キリストは死者の中…

#143

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第六節 アマアガリするスサノヲ者の身体は 第一のスサノヲ(アダム)の身体に優る すでに 前節に見た《神の国について》第十三巻第二十章でも その表題に要約されるとおり 復…

#142

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第五節 《アマアガリ》ということ それゆえ 世を去る聖徒たちの霊魂は身体からの分離による死のつらさを経験することはない。なぜなら かれらの肉は希望の中に安息を見出し …

#141

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第四節 第二の死を避けるとはどういうことか 第二の死を避けるとは――まづ当然 第一の死を経過しているのであるから これから復活して来なければならないわけですが またこの…

#140

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第三節 ふたたび 人間のアマテラス語理論の欠陥について 《神の国について》の第十三巻をさらに読みつづけたいと思います。 つづく四つの章は 各表題を示すなら次のごとくで…

#139

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第二節b 八雲立つ出雲八重垣 これは 第二の死を・その向きを変えられるのです。第三のアダムとしての神の似像 そして新しいエルサレムなるやしろの時間である。《罪を犯さな…

#138

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第二節a 八雲立つ出雲八重垣 この節は 前節と同じことですので 表題のごとくしました。 つづいて神的権威(聖書)に拠る前に アウグスティヌスを見てみたいと思います。《神…

#137

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第一節b ふたたび 《新しいエルサレム》 われわれは このように しかも日々 死んでいるのであり 日々 よみがえっているのです。《だから 明日のことは明日 悩めばよいのだ》…

#136

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第六章 八雲立つ出雲八重垣 第一節a ふたたび 《新しいエルサレム》 エルサレムのために平安を祈れ。 《エルサレムを愛する者は栄え その城壁のうちに平安があり もろもろの殿のうちに安全があるように…

#135

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第六節b 《新しいエルサレム》 ヨハネへの黙示は やしろの新しい形態を告げるかのように 《新しい天と新しい地》および《新しいエルサレム》という二段の観想を記します。

#134

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第六節a 《新しいエルサレム》 《死につつある(死の中にある)》ということが――すでに見てきてもいるように―― むしろこの現在の生であるという意味あいが 《第九章》で…

#133

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第五節b 《第二の死》とは何か さらにここで 《霊魂の身体からの分離を引き受けた死は 死の一部である》ということ つまりそのような第一の死〔につながるもの〕とはどう…

#132

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第五節a 《第二の死》とは何か 《人が真理のために神を信じ神を讃えつつ死ぬばあいでも なお死は避けるべきものであるかどうかについて 注意深く考察してみよう》と始め…

#131

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第四節 最終的に死が滅ぼされる それゆえ 聖徒らの死は貴い。かれらにはキリストの死がその大きな恩恵のゆえにあらかじめ約束され あらかじめ支払われたのである。かれら…

#130

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第三節b 国家〔の一員〕という死からの再生 しかし――とアウグスティヌスは 神的権威を持って あるいは神の観想に確かに支えられてのように 語り継ぎます―-死につつある者…

#129

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第三節a 国家〔の一員〕という死からの再生 このように この章では アウグスティヌス《神の国について》の中から その第十三巻を取り上げ これに沿って考察しております…

#128

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第二節 なぜキリスト史観か なぜわたしたちはこの文章を引用すべきだと考えたのか――《神の国について》第十三巻第五章は 前節末の引用文につづいて述べている――。いうま…

#127

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第一節b 史観にとって《死》とは何か 身体の死 霊魂(魂または精神)の死 また人間全体の死――その認識――は このような史観に 現在してみちびかれるものでなければならな…

#126

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第五章 最終的に死が滅ぼされる 第一節a 史観にとって《死》とは何か 神は人間を天使のように すなわち罪を犯しても決して死ぬことはないように造ったのではない。けれども 人間が従順の義務を完全には…

#125

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第四章 神の似像の以後 第六節b キリストの再臨 それにしても主よ。御目の前においては 人間の意識の深淵も赤裸々にあらわれています。たとえ告白しようと思わなくとも あなたにとって何か隠れたものが…

#124

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第四章 神の似像の以後 第六節a キリストの再臨 ですから主よ 私がどのような者であるにせよ この私はあなたにとってまったくあきらかです。 では何のためあなたに告白するのかと いま私はいいました。…

#123

もくじ→2005-05-13 - caguirofie 第三部 キリスト史観 第四章 神の似像の以後 第五節b 神の国 まこと 御身よ あなたは真実を愛したまう。真実を行なう者こそは 光のもとに来る。私はその真実をつくしたい。心の中では御前でこの告白により 多くの証人の前で…