caguirofie

哲学いろいろ

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

衣裳革命

(若い詩がつづきます)。 森のかなたに舟が乗り上げ 枯渇したおおかみが 孤影の塵を巻き上げて 赤く焼けた稜線が 千年王国を迎えるがごとく 両手を打ち拡げて ぼくはゆえもなく衣裳が剥げて ビル街の丘に立ち昇り ちちを祭っていた 昼下がりからの遠吠えが…

真善美のみなもとは 同じひとつであるか?

Q&A

bragelone 《真善美にかんする一般理論》をすでに初めにご披露します。よろしかったら どうぞ。 【Q:真善美のみなもとは 同じひとつであるか?】 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa8423513.html 真善美のみなもとは 同じひとつであるか? ○ 神(宇宙なる非経…

たすてん音楽館

《たすてん音楽論集(1)》2015-02-11 - caguirofieからのつづきです。 ・ このブログでも動画の紹介が出来るのでした。忘れていました。 ○ ガムシャラな風になれ ○ 桑名の石取り祭 Tastenkasten 2015/02/13 12:37 >のっけから揚げ足取りみたいになって恐…

ねむりねこ 2015/02/12 02:35 on 量子性の世界と・・・

何やら、OKwaveで、 面白そうな議論をしているようで。 人間の心が脳というコンピュータによって作られているのであれば、 まぁ、 人間の心は量子力学に従っているということになるのでしょうね。 脳の神経細胞は電子の授受などで情報交換を行ない、情報処理…

照源寺

http://homepage2.nifty.com/shogenji/

故き墓地にて

紫の毛虫の朝のつゆ知らず鬼百合を喰うわがるりたては 照源寺の 裏山の端の 草深き 林の中の 木漏れ陽の 明るい墓地は 少年の日 蝉網かつぎ 幾段も 石段登り 松の木の 回廊巡り 松の木の 黒き鱗に 目を凝らし あぶらわしわし 鳴く中を 息を凝らして たどり着…

たすてん音楽論集(1)

昨年も書きましたし、今回も書きましたが、一つの美学を基準に、別の美学で書かれた音楽を評価してはいけません。夕べ、そろそろぶらげろさんのスレッドの準備を始めようかと思い、ハンス・ヨアヒム・モーザーの「音楽美学」を開いたら、私の言っていること…

中国が係争海域で「危険なゲーム」を展開、

東シナ海で衝突の可能性―米メディア Record China 2月10日(火) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150210-00000049-rcdc-cn

階段

階段をのぼると階段がある 階段をおりると階段である山なみが 遠く 手の届かないところにある階段の信仰を捨てたのだから 街路樹は平坦である同じ朝陽がのぼって よどみない運河であるみちがのぼる ケーブルカーを喰ったのだからゆく足が目舞いして たどりつ…

にゅうとらるさんが帰って来た

にゅうとらる( neutral / natural )さんがきょう退院して戻って来ました。よかったです。 きょうは ゆっくりくつろいでもらいます。(じつは すぐにすでに短歌談義をやったので)。 みなさんへ。

イアンフ

歴史戦 もくじ http://www.sankei.com/search/?q=%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E6%88%A6&start=210&sort=desc&ch=&path=http%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2F 【歴史戦 第1部 河野談話の罪(1)前半】 裏付けなき糾弾許した日本外交の事なかれ主義、決別の時 2014.4.1 09…

塔のうた

水平線を染める 赤い朝 静やかに のぼるやしろは 鮮やかな 銀緑 紫の塔をころがして 想うにあらず 想わざるにあらず 青い空を映して 波間の 島と島とのあいだの 磁場に 動く 島が動く 一瞬を見たのだろうか 塔を漕ぐ やからの海に きょう 赤い赤い朝がのぼる

高梨、7戦ぶり今季3勝目 強風で2回目打ち切りも「光が見えた」 スポニチアネックス 2月8日(日) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150209-00000031-spnannex-spo

グルジア・ワイン

8000年も昔からぶどうが生産されていた、世界最古のワイン生産地 http://guide.travel.co.jp/article/6821/ 高梨2位、イラシュコ優勝 W杯ジャンプ女子第9戦 2015/2/7 沙羅 飛距離戻った2位!飛型点減点も2本とも94メートル 2月8日(日) http://headlines…

ゆめまたゆめ

みることとてらすこととの ゆめをほどいて ほりをとびこえた 現実がうごかなかったから 無縫のゆめをほどいていた 秩序がゆめをゆめみていたから ねむった ねむった ねむりをねむり しゃぼんだまが やねまで やねまで やねまでとんで 向こう側で連帯のきっす…

承認されざるぶぶん

はじめに卵黄があった そして 傷まざる朝があった 名づけ得ぬ天穹に向けて 投げつづけた 朝の 果実が きょうだった 少年は笑ってみせた 聴衆に向かってではなく 観衆が拍手の安心を返した 卵白が揺れたろうが 唇がやや固いと思ったが 満足のゆく微笑みだった…

季節が走っていたので

それは化粧室であるかも知れない 楽屋でもあり 舞台でもあり 明日は 桟敷に飛ぶかも知れない 木陰であったかも その寺の境内でも 坂道の途中でも この鉄道のプラットフォームの 脇でもあったかも ひとりの男が走りつづけていた ぼくが 走りつづけていた 幼な…

分身の概念

ものが見えるとき 問わないひとも ものが見えすぎるとき 落ち着かなく 黙るために 無意味を発し始める 紙くずに窒息すると 踊りあがって凝視する 頭の中で拒んでいても 画家気取りのスケッチを語る ばかみたいに 〈わたし〉 ぼくはこの〈わたし〉をしゃべり…

いのり

私の頬を打つ一筋の偽りの涙よ 私は今起とうとしている だから 打たないでくれ そっと微笑みの中に流れてくれ だから 私の頬を打つ偽りの呪いよ こめかみを伝って私を促す呪いの鼓動よ 私は今発とうとしている だから呪わないでくれ だからそっと気取らず お…

chiaroscuro

かのじょは何を食べているのだろう ぼくの悲しみ それとも 嘲り 第五の次元というのもまやかしだ かのじょも水面に姿を映すからには この時空間を呼吸している 愛も晦渋だ しかし ぼくたちの この手が質量へと変えている それは あるいは この家 この空が ぼ…

Chiaro-Oscuro

海から湧き出たかれは いったい何を食べているのか きみの悲しみ それとも ぼくの不安 第五の次元というのも まやかしだ かれも 同時に きょうの水脈に姿を映すからには 第六の 七・八の識などという 愛も晦渋だ ぼくたちの手が 流れの中から その回遊魚を拾…

ロンドンのひとりの子どもの

砲火による死を悼むを拒む( D. Thomas ) ロンドンのひとりの子どもの砲火による死を悼むを拒む 決して・・・ 人類を造り出し花鳥そして 獣を産み すべてを貶めるあの闇が 沈黙を守りながら 光明が突き破り出ようという最後の 静寂の時が 常なる流れの中に…

〈STRANIERI〉

目の鮮やかなサルタンバンコ 三角帽子のサルタンバンコ トビリシはどうだった? 次はトラブゾンかい? サルタンバンコの口紅が舞って サルタンバンコの微笑みが揺れる 馬車の家のサルタンバンコ 車輪が軋むよ サルタンバンコ 弟が泣いているよ サルタンバン…